熊谷真菜のコナモン日記

 

※ この日記は熊谷の心覚えです。店名などまちがいのある場合はご容赦ください。ご指摘お待ちしています。 なお、このページは日本コナモン協会の公式ホームページではありません。


 

12月31日(土) 年賀状もほぼできて、あとは「大阪力事典」の原稿を残すだけ。
姑のおせちを手伝うこともなく、申し訳ない大晦日である。
私がゆっくりマイおせちに取り組めるのは、いつのことになるのやら。
お年始に師匠のお宅で、明石の玉子焼を披露するので、昨晩からレシピづくりに追われている。
魚屋が淡路の巨大マダコの胴の部分を3つもくれたので、その蛸を練習用にくりかえし焼いているが、たこ焼のようにすんなりいかないのが明石焼である。
そうそう明石焼の鍋もとうとう見つからず、明石の安福さんにあわてておくってもらった。
ああ、今年もせわしない一年が過ぎようとしています。
来年はもっと、身を粉にして、粉をみにして、食べたり、作ったりするんでしょうね。

12月29日(土) いろんな方から「読売新聞」に大きく載っていたことをいわれるが、どの分かの記憶がない。
記憶の脱落は昨晩のことだけでなく、最近あちこちで顰蹙をかっており、今年の一番反省すべき点として、肝に銘じている。
※注) 「読売新聞」12月29日朝刊、大阪本社広告局/企画・制作の「悠・々・快・適・人〜自分流のゆとりある時間を楽しもう〜」。

12月28日(土) 息子のリクエストで南森町の寿し芳へ。
数年前に私は来たことがあるらしいことが、主人の記憶で発覚し、愕然となる。
人の名前などはほとんど覚えられなくなっているのは、許してもらっているが、食べ物の店を、しかもかなり高レベルのお店を忘れているとは・・。
気を取り直して、さばから。かすご、小柱、煮はま、小肌、うに、焼穴子、とろ、蛸、ひらめ・・。煮蛤は銀座や神田や浅草で食べたどの煮はまにもまけない、最高の煮はまだった。
だが息子との共通の感動は突出しの車海老。蒸したものが特製ソースにのっているだけだが、このたれにノックアウトされた感じ。
コナモンゼロの鮨屋空間ながら、粉vs粒をテーマと決めた今年にふさわしい締めくくりとなったのはいうまでもない。
数年前の年の瀬、やはり息子と二人だけで、ほかのお客なし、主人と対峙した上野でのひとときとまるで同じシーンとなったのも、不思議なご縁である。

12月27日(土) 泉佐野のお風呂屋さん、森さんが今年もシンフォニーホールで第九を合唱されるので、息子とおじゃまする。
今年はソプラニスタの岡本友高さんが参加なので、ステージに花が咲いたように明るい。
さわやかで朗らかなボリューム感は、なるほどの迫力。彼が誰よりも歌うことを喜びとしているのが、よくわかる。

12月24日(土) クリスマスイブは池田で協会の今後についての大切なミーティング。

12月22日(土) 取材や打ち合わせが連続の一日のラストは、私が勝手に命名してるワインとコナモンのマリアージュ勉強会。
河内ワインの専務をはじめ、ソムリエ協会のエキスパートをめざす仲間が集う。
店は本町のトラットリア、アンビアンテ。たらの白子のサラダ、手打ちパスタの牡蠣と下仁田のねぎ仕立て、ウサギのカツなど素材重視、粉にもこだわってメニューを組んでくれた。
用意してくれたイタリアワインも、白、赤ともに、なるほどもの。特にラッツィオ州のサンジョべーゼは、バランス感覚バッチリ。
シェフも若くてチャレンジャー、これからが楽しみなお店でした。。

12月20日(土) クリスマスなのでシュトーレンやサンタさんモチーフのお菓子を買い集める。
去年は池田のアルフォンソのシュトーレンにはまった。が、今年は池田まで出かけられないので近場で調達するしかない。
デザインでダントツかわいいのはリッツカールトンの売店のサンタクッキー。でかい丸一面のサンタの顔がキュート。
このショップには、お世話になっている河内ワインのシュペートブルグンダーも並ぶ。
べックさんの工房で一緒にテイスティングしたあの赤がいよいよ日本のあちこちでお目見えするとは、ちょっと鼻高々。
オーストラリアも近づき、専務に感謝の日々です。

12月19日(金) 今年最後の東京コナモン調査。
たこやき中心で、予想以上の収穫。
協会設立の一年にふさわしい締めくくりの取材となる。
空き時間に大学時代の友人に会い、大昔、練馬でそばがきを食べたことや、 ちくわぶに驚愕したことが話題になり、大笑いされた。
あのころからちくわぶを意識していたとは・・。
練馬大根が復活したらしく、もなかの練馬大根でがまんしていた15年前がなつかしい。
帝国ホテルでスマイル会があるので急ぐ。
栄養学の三浦理代先生のお話のあと、四日市大学の谷口優先生のお話。
いつものことながら冴えわたった谷口先生の話術に惚れ惚れのひととき。
こんなに教育的な教授なら私もまた学生にもどりたいほど。
スマイル会のメンバーは企業の経営者中心にえらい人ばかりだが、 私は「コナモンさん」で名前を覚えてもらっていて、幸せな限り。
時期的にすごく混んでいてタクシーで品川まで急いでもらう。
敷島パンの社長にいただいたスペシャルセレクションのシリーズがいいおみやげだ。

12月18日(木) 終日撮影。
どんぶりやお弁当系なのでコナモンはなし。
カットが多かったにもかかわらず、早くに撮り終えることができ、 打ち上げにイタリアンの店へ。
最近ワインばっかりなので、イタリアンビールをたのむ。
久しぶりの生パスタおいしかったでーす。

12月17日(水) 上方お好み焼たこ焼協同組合の今年最後の理事会。
先日「読売新聞」にも書いたように、移動式テーマパークが好評で、 来年もたくさんオファーが来ている。
夜は河内ワインの専務の紹介でオーストラリアの領事館の方に会う。
来年はマーガレットリバーをはじめ、ワイナリーをあちこち回る予定。
ついでにザ・リッツカールトンのソムリエ宮武隆さんにもお目にかかる。
若手のソムリエは昔スタイルのタストヴァンという ワインの味見の小皿をくびにかけていて、こちらもなるほどであった。
オーストラリアは小麦産地としても気になる大地だけに、期待は高まる。

12月16日(火) 猟をする人から鹿肉をもらい、おとといは鍋にしたが、きょうは赤ワインで蒸し焼き にした。
あばらの骨付きで、しっとりとジューシィ、かみ応えのある素晴らしいジビエだ。
打ち立てのフェトチーネがあればソースにからめて最高だが、仕方なくバゲットで。
それでもかなり満足なクリスマスメニュー第一弾となった。

12月15日(月) 知人の会社のパーティーメニュー発表会があり、参加ついでにお手伝いする。
そこへ関連団体の人たちによる、イべントでのたこやき屋予行演習がはじまり、 とてもユニークな展開になった。
最後まで見届けたかったものの、京都に移動。新阪急ホテルの鉄板焼店へ。
群馬産のお肉中心のコースだが、シェフの手さばきも素晴らしく、 締めのガーリックライスは玉ねぎやマッシュルームが有、なしの2種類をお願いする。
お好み焼きではコテにあたる器具が、とても使いやすそうなのでたずねると、 特注らしい。名称はスケッパー。
コテの歴史も気になる年の瀬です。

12月13日(土) 「あかし楽講座」で明石まで。
テーマは「明石焼の現在・過去・未来」。
人丸花壇の社長にもきていただき、有意義なお話ができた。
帰りは近江八幡まで。ヴォーリーズの民家を改造した佐々木というお店に行く。
充実した和のコース。招福楼と比べるのもへンだが、 ごひいきにしたい店がまた増えてうれしい。
以前、信長料理を再現した板長だけに、彼の粉づかいも見てみたいなあ。

12月12日(金) 移動式テーマパークの可能性について、「中日新聞」の取材を受ける。
フードテーマパークは山ほどあるが、さまざまな運営状況をみていると、 これからは移動式の方が夢があると話す。
この記者は拙著を熟読したうえで、インターネット情報をかなり引き出しており、
ネット上で私の仮説が断定されて引用されている事実を多数見せてもらう。
まさに、「へぇ〜」とあきれるしかない。
ま、大先生でさえ、わたしの本やネットからいいかげんな引用をされる時代なので、
学問の失墜もここまできたか、と悲しくなる。

12月11日(木) NHKFMの「日曜喫茶室」の収録で渋谷まで。
「粉対粒――深淵なる闘い」というテーマではかま満緒さん司会、池内紀さん、小泉武夫さんと2時間近くおしゃべりする。
収録後、別件で「きょうの料理」のスタジオに行き、名物アナ後藤さんにお目にかかる。
後藤さんはリハの合間に控え室に来てくれて、放送では控え気味のダジャレも爆裂、 受けまくる私のために、かなりの時間をさいてくださり恐縮でした。
後藤さんのノリで関東にコナモンを広げてもらえたらいいなあ。
夜は麻布のそば屋に連れてってもらう。
そば屋というより、そばコンセプトのおしゃれ居酒屋。
朝まで営業してることもありにぎわっている。軽井沢の本店川上屋の出店として去年オープン。
そば湯のそば焼酎をいただきながら、お目当ての鴨がきを。
やわらかタイプのひと口大そばがきが、鴨のつけ汁に浮かんでいる。
定番の玉子焼きには鰻とカリカリ食感の謎のコナモンがはいり素直においしい。
締めは新そばのせいろ。シャキッと繊細。おなかいっぱいなので半盛りがありがたい。
デザートはそば団子。おそらくさっきのそばがきを、小さく丸めて揚げた団子を串に さして甘い味噌ダレをかけている。
タレの甘さをのぞけば、食感のよいおいしさ。
※注) この「日曜喫茶室」初出演は、12月14日(日)0:15 〜 2:00に放送された。

12月7日(日) 心斎橋のヒューマンアカデミーの文化祭でお好み焼たこ協同組合のイべントがあるので見に行く。
12社が出店しているが、うずさんの味は知らないのでごちそうになる。
生地の食感もよく、トッピングにカリカリのトントロと貝割れを使っているのがよかった。
急いで京都にもどりNHKの人たちと打ち合わせ。
いよいよ14日の「日曜喫茶室」に登場するのでワクワクする。
数多くの番組にお世話になってきたが、お話がきたとき、ほんまに素直に喜んでしまった。
これまでコンビニ文化人と謙遜してきたが、これで堂々と文化人を名乗れるような気がする。
イタリアンレストランで、アンチョビのパスタとクリームブリュレをおやつにし、 夕方は井上八千代師の澪の会へ出かける。
演目はおかると松島、いずれもほれぼれするお姿。
遅い夕食は彦九郎という焼肉屋で。
祇園らしく気配りの行き届いた人気店。
丹後の京都牛はどの部位でもおさしみにできるくらい新鮮。焼き肉もとろける。
チヂミはイカ、ニラたっぷりの厚め、酢をきかせたコチュジャンだれにつけて。
サムゲタンはもち米が少なすぎて残念。
初のトマトのキムチはさっぱりときれいにまとめてくれた。

12月4日(木) 広島へ向かう前に新大阪で和風パスタを食べる。
高菜、明太子、きのこのパスタにしたが、どのパスタにもおすましがついていて、 みつばと豆腐がはいり、その味がまるで明石焼のおだしの味だったのでびっくり。
パスタと明石焼の接点の発見です。
今回は、はんつ遠藤さんに教えてもらた広島のつけ麺をねらっていたが、
営業時間に合わず断念。
仕方なく駅ビルで広島焼をたべる。そばかうどんを選べるので、初のうどんに挑戦。
はじめはそばの方が香ばしかったが、後半はうどんのもちっと感と甘みがよかった。
広島人らしく卓上のオタフクソースをたっぷりかけていただきました。
※注) 12月4日(木)「読売新聞夕刊」コラム掲載。「広がる「粉もん」人気〜土地のブランド力高める効果は絶大」


11月29日(土) タコヤキ漬けの一日。
朝からラジオでたこやき人生を語り、2回分の収録。近畿道路公団の番組だが、 所長の八木さんはまだお若く、好男子。
なんとマスコットキャラがタコヤキ坊やで車輪つきのフネに乗っているのがかわいい。
アシスタントの馬場さんが「無性にたこ焼が食べたくなりますね」を連発するので、 私の口もたこ焼モードにはいる。
そのままがまんして、明石まで。あかし玉子焼フェスティバルのトークバトルへ。
が、その前に駅前の松竹へ。15個の玉子焼をぺろり。
ことわっておくが、玉子焼の一人前は8個とか10個はめずらしく、 15個や20個で一人前なのだ。なかには、それで足らない人は2枚、3枚と追加している。
時間があるのでもう一軒。お好み焼道場でイカのお好みと玉子焼をたのむ。
お好みは家庭的以上におおらかな作り方、さすが漁師の町である。
玉子焼はわたしの好きなタイプでうれしい。
イべント会場では十数軒の玉子焼屋が並び、食べ比べにすごい行列。
かなりにぎわっている。
羽川英樹さんの司会でシンポジウムが始まる。
谷五郎さんも岡山から駆けつけ、3人で明石焼の正しい姿について激しく論じ合う。
谷さんの差し入れ、岡山のつつや、北天まんじゅうがすんごくおいしかった。
※注) 12月6日(土)、13日(土)放送のラジオ大阪「浪速なんでもラジオは道づれ」。

11月26日(水) ラーメンの伝道師はんつ遠藤さんと柴又の駅で待ち合わせる。
途中、亀有駅があったのでもしかしたら両さんみたいなおまわりさんがいるかもしれないと、降りてみる。
が、現実は普通で、ちょと興ざめ。
タクシーに乗って、そのままを話すと、あんな人が本当にいたらたいへんですよ、と一蹴された。

柴又界隈はすごくいいムード。鰻の匂いや草だんごの呼び込みの声など、ほどよい参道がとても気に入る。
はんつさんは、奥様(通称みねこさん)といっしょに゛待ってて下さる。
あいさつもそこそこに、さっそく目に入ったのはたこ焼き屋。ねぎだこ本舗というのだが、商標登録までしているので驚き。ねぎのせが看板だが、関東だけに白ねぎでした。
店の奥さんは私のことを新聞などで知ってて、記念撮影したり、コーヒーを出してくださったり。
帝釈天におまいりし、ミニ獅子舞が選んでくれるおみくじをすると、2枚も出てきてラッキー。
さすが寅さんの御利益はちがう。が、いずれも小吉。
ポテトの専門店があり、金時芋も薩摩隼人と言う名のクレープ巻ききんとんを食べる。
モデルになった高木屋で海苔のついた磯団子、くずもち(関西とはまったくちがうもので驚き。 こんにゃくみたいな、不透明の三角で黒蜜、きなこは同じだが、食感はかため、ぷるぷる感に はかける)、茶飯(お茶でたいたかやくご飯)、名物の草だんごもおいしかった。

夜は入谷にもどる。時間があったのでぶらぶらしていると、いいフランスワインをとりそろえたいい酒屋さんや、お肉やさん、かまぼこ屋さんが並ぶ。
いつしか根岸あたりにきていて、気になるみせを発見。デンという喫茶店なのだが、ソフトクリームが名物らしい。
特製プリンと一緒に味わうモカとプレーンのミックスソフトがおいしかったので、 せっかくなので壁にはってあるビーフシチューも注文。
厚切りトーストがシチューにばっちりで、マスターも感じよく、 地元の名店との出会いにほくそえむ。
すっかりおなかパンパンだが、いよいよきょうのメインベント、 もんじゃの達人にもんじゃの正しい食べ方を伝授いただく。
この感激についてはまたゆっくり、ご報告したいですね。

11月21日(金) 今年はフランスの暑さがワインのできにちょうどよく、「ボジョレーヌーボー飲みましたか」メールがやたらとくる。
わたしのにわかワイン通が広まっているのか、いろいろと新酒を届けていただき、
去年の味は忘れたものの、たしかに今年のは納得できると大満足。
ブルゴーニュ、アロースコルトン村のピエールアンドレ社の葡萄は単一畑、手摘みだけあって、
ヌーボーながら奥行きのある爽やかながらも深みのあるすばらしさ。
珍しい白のマコンウ゛ィラージュヌーウ゛ォーも想像通り。
スペアリブとプッタネスカ、ゼッポリーネもどき。
これからはコナモンとワインのみごとなマリアージュを追求していきます。

11月20日(木) 生駒市主催の人権フォーラムがあり、パネリストで参加する。
ほかのメンバーは、落語家で桂雀三郎さん、野球解説の金村義明さん、司会はABCの安部憲章さん。
生駒市役所の塩谷部長がかなりのたこ焼通で、私の本を読んで、あちこちめぐってくださってる様子。
早速おすすめのたこ焼も買ってきてくださり、仕事が速い!
お弁当のあとながら、昔ながらの味わいのたこ焼に雀三郎師匠も大喜び。
師匠は「タコ焼き大阪」という歌(アルバム「雀肉共食」所収)も出してられて、私のCDアルバムにも興味をもってくださる。
シンポジウムは人権という重いテーマながら、楽しく盛り上がった。
次のたこ焼めぐりは生駒にしよう。

11月19日(水) 新阪急ホテルでへルシー外食推進協議会によるシンポジウムがあり、外食と食育とい うテーマでパネリストをつとめた。
くいだおれの柿木道子さんがすてきな講演をされ、私の唯一のCDアルバムリリースの メインの曲「たこやき音頭」がなぜくいだおれで流れるにいたったか、 その詳細な経緯を初めて聞くことができた。
くいだおれのたこやき膳、ぜひ食べに行ってください。
私の振り付けからかなり進化した仲居さんの踊り付きで、たこやきが楽しめますよ。

11月18日(火) 今や世界のカップヌードル、そして元祖インスタントラーメンである チキンラーメンの父、安藤百福翁にお目にかかることができた。
池田のインスタントラーメン発明記念館のそばに、もし翁がインスタントではなく、 普通のラーメン屋を開業していたら! という設定で一風堂の河原さんが腕をふるっ た店麺翁百福亭がオープン、そのレセプションで光栄にも憧れの百福翁にご紹介いただいた。
しばし興奮気味に、でもあわてて撮影現場にもどらねばならず、残念。
クライアントの方がお誕生日なので、関大前のメランジュでケーキとロウソクをお願いする。
案の定、撮影は夜中の2時までかかり、タケチャンタクシーをたのむ。
たけちゃんはタクシーのプロで5年来のおつきあい。 信頼できる運転技術とほっとできるやすらぎの空間で送り届けてくれる。 たけちゃんの故郷長崎では、かんざらしというコナモンがあるらしい。
どんなものか聞いたのに、眠かったからか思い出せない。
今度乗ったときに確認することにしよう。

11月16日(日) 原稿がたまっているというのに、すっぽんの話題から急きょ、堺市深井にある東海まですっぽんを食べに行く。
鼈を極めた主人によるスープは、かなりのスッポン通でもうなるおいしさ、
しかも滋養強壮、美容食。三拍子そろった究極のグルメといえるかもしれない。
内蔵のおつくり、ワインで割った血も上品で、贅沢な唐揚げ、お鍋、雑炊と堪能させてもらいました。
子供たちは初めてながら、水槽の鼈も観察し、
珍しいものは苦手な父は、お酒が飲めないので血をそのままいただき、
東海の手法をかなり気に入ってるようでした。
この店のことを教えてくれた星くんにもご無沙汰しているので、こんど上京した折に会えたらいいなあ。

11月15日(土) 多忙な私に合わせて、母が気の早い忘年会をしようと言い出し、京都建仁寺の祇園丸山 に集合した。
旬のかぶやぐじなど京都らしい素材が丸山アレンジで次々でてくる。
意外だったのは鯛のおさしみ。鯛のさしみが心底おいしいと思ったのは初めてかもしれない。
グルメな子供らは子供らしからぬ物いいで、ふろふきかぶらの白味噌あんが一番よかったという。
さすがにコナモンのご登場はのぞめなかったが、水菓子とともに出てきたココナッツのジェラートはハイレべルだった。
お軸が若沖の宗旦狐だったので、主人にお抹茶のことなどもうかがい、にわか勉強させてもらった。
歌舞練場で京舞をみたあと、高島屋のカフェで、薄焼きカステラの小倉ソースをたのむ。
最近は創作デザートがふえてますね。

11月14日(金) 雑誌のたこ焼特集の取材で久しぶりにうまい屋さんへ。
ご主人はじめ、みなさんお元気そうで何よりです。
次の単行本のレシピのご協力も快諾いただき、ありがとうございました。

11月13日(木) 舞のお稽古のあと、夕食はぎおん萬陽軒で。
鴨肉のペーストをバゲットにつけたり、フォアグラのはいったパイがやたら香ばしかったり、
おいしいものに添えられたコナモンは脇役ながら欠かせない存在。

11月9日(日) 夕食のあと、選挙速報の番組出演のため、ラジオ大阪へ。
夜中12時までのおつきあい。桂こごろうさん司会で、庶民的な話題で盛り上がる。
専門外のテーマなので一主婦として辛口コメント。
放送のあとのビールとイカフライがうまかったです。

11月8日(土) 天満のマツザカヤのイタリアフェアでパルテノペの渡辺シェフがピッツァなどを実演 されるのでおじゃまする。
同行の娘やウッスマンのデザイナー、長野訓子さんも真のナポリピッツァに大感激。
一日も早く大阪にパルテノペがオープンしますように。
長野さんとはコナモン倶楽部の打ち合わせをし、 倶楽部部員のオリジナルエプロンの制作もお願いする。

11月7日(金) お昼に梅田のスパイス王国へ。
以前良子ちゃんがバイトしていてはまった味。
カリーもいいが、ナンの大きさがすごい!ナン好きにはたまらない。
スタッフのインド人らも気立てよく、コナモン話で盛り上がる。
おいしいときにはアチャ!
それにシンガポールで食べたロティはロマリロティというらしい。

11月6日(木) 永田孝行先生が関西テレビに出演なので、番組のあと合流する。
おでんの花くじらへ。
コロやおばけは、初めてらしい。
姫路出身のディレクターも初めてというから、鯨文化は浪花特有なのかもしれない。
そのあと昨日の福ちんをのぞく。
福ちんのHPには連日の訪問が掲載され、喜んでくださった様子。

11月5日(水) 久しぶりのたこ焼きめぐり。
かまとん、団員の良子ちゃん、内山さん、そして特別ゲストに小出彰さんご夫妻。
小出さんはたこ焼きが大好きな陶器のプロで、 私の新聞記事を陶板に焼きつけてプレゼントしてくださったのがきっかけ。
今日は小出さんおすすめの店へ。
JR福島で待ち合わせ、まずは屋台のたこ焼を。
かなりいい感じ、そこからぶらぶらと天神さん方面へ。
目当ての福ちんはすぐ。くわしくは月刊たこ焼きめぐりで。
店、人、味の三拍子そろった素敵な店の発見。
小出さんありがとうございました。・・・・・

11月3日(月) 夕方、雑誌の撮影で、東野ひろあきさんと高槻の街を探索。
猫好きな東野さんは私と同様街歩きも大好きで、普通の人なら気にも留めないような看板やお店を指摘。
まずはテレビの撮影でもお世話になった、かしわ屋のつるやさんからのぞく。
以前から思うことだが、ここは高槻が自慢できる、高槻市民に愛されるお店のべスト5にはいるであろうということ。
次の感激はJR駅前のもりもと酒店。ワインに目覚めた私としては、長くおつきあいしたい。
高槻は城下町、キリシタン大名、高山右近がいただけに、和菓子なんだけど洋の趣たっぷりの、ユニークな創作菓子が素敵。
銘菓高槻城のご主人、お茶までありがとうございます。
お菓子の木というケーキショップの前には、「カリトロのシュークリーム」という黒板が出ていて、
東野さんはたこ焼的と即チェック。
もはやカリトロはうまさを表す代名詞になってるかも。
雨はやまないもののほんわかと楽しいひとときでした。
※注) 「おとなびかんさい」2004年1月1日号、Vol.3掲載、「たそがれの街に乾杯〜雨の高槻うろつき散歩」。

11月2日(日) 息子の高校の文化祭へ。
豚汁屋の店長とかで、前日深夜まで割烹着に絵を書いたりしていた。
豚汁は親友の吉田君のレシピだそうで、すごくおいしい。
鍋で持ち帰りたいくらいだ。隣りの店ではソバメシとクレープ。
どこもいい味出してました。

11月1日(土) 今年もあと2カ月。あわただしい日が続きます。
朝から電車の最終まで、スタジオの撮影。スタイリングの待機中、お菓子をつまむ。
夜食に中華の出前をたのみ、ラーメンにしようかなとも思ったがフライメンを注文。
名前の通り、揚げそばに野菜炒めがのっている。
あんかけのあんがパリパリ麺になじんで、ちょいやわくなったぐらいがおいしい。
疲れた夜の癒しのコナモン。


10月29日(水) 今日、明日とある調査で、主婦の4グループのグルーインに立ち会った。
自己紹介がてらにきのうの晩御飯をたずねると、焼きそばとお好み焼でした、という答え。
東京から来たインタビュアーは、それは両方一緒にたべるんですか?と、不思議そうに質問したので、
あとであのセットは定番メニューだと教えてあげました。

10月26日(日) 今日も叔母を見舞ったあと、京都で井上八千代師の舞いを見て、 夕食は母お気に入りの和久伝で。
素材は必ずしも絢爛豪華ではないが、地に足のついた京都らしい作り方には好感がもてる。
ぐじのあえ物やあなごの煮物、子持ち鮎、極めつけは鯖鮨。
今まで食べた鯖鮨で一番印象的。
上品ななかにもかわいらしさのある、しかも素朴な味わいで、おかわりしてしまった。
さすがにコナモンは不在かと堪能しながら残念に思っていると、水菓子のあとに笹巻きの蓮根羹。
ツルッともちもち、いくつでもいただけそうで、おみやげにしてもらう。
表示には、蓮粉。締めくくりのコナモンに納得です。


10月25日(土) 母が甲南女子大の文化祭にOGとして出展するので西宮のお墓参りをしてから向かう。
お昼は昔お世話になった鮨良知へ。
早い時期からアロエのにぎりなどアイデア豊かなお店。最近は豆腐のにぎりが人気らしい。
河豚の白子入りのまったりとしたお豆腐がシャリによく合う。
良知さんはフランスパンの大御所、ビゴさんの新居パーティでも腕をふるったそうで、
いろんな話を聞きながら盛り上がり、うちの父も大喜びで2時間近くいてしまいました。
夕方、入院している叔母を見舞うため、食事は多賀のサービスエリアで簡単に。
期待もせずにたのんだ醤油ラーメンがシコシコの細麺でスープもなかなか、かなり得した気分。
ショップでは、生せんべいと80センチもある黒糖麩菓子を買えて、大満足でした。

10月23日(木) 香川のお昼はうどんがあるからうれしい。
今日はにしおかというお店。看板にはうどん、お好み焼。
コナモンのダブルコンセプトにまいりながら中にはいると、鉄板付きテーブルでギョギョッ。
冷やしうどんとおでんのこんにゃく、えびちくわ。30センチもある竹串にさしてあるのが見事。
うどんのおだしもしょうががきいててよかったです。時間がなかったので、お好み焼は次回に。

10月22日(水) 知人がホルスタイン房子の高級チーズケーキをお裾分けしてくれた。
2層の濃厚チーズはまったりと、さすがの後味。
1ピースが2000円近くするのはナンセンスだけど、台のクッキー生地がかなりしっとり、味わい深く、 縁の下のコナモンに脱帽です。
※注) 鎌倉山のお菓子研究家ホルトハウス房子さんのことと思われるが今となっては確認不可能。

10月21日(火) 11時すぎから始まる「さらさらサラダ」の準備で8:30にNHKへ。
楽しうるわし生活術のコーナーでたこ焼レシピを紹介する。
生粋の江戸っ子、町永俊雄アナがたこ焼ネックレスに驚き、道具や材料を説明。
カリトロの基本に触れたあとは、好きな具を好きなように入れて。
鍋は象印の電気鍋を送ってもらい、2台で焼いていく。
公開生放送なので会場のお客さんにも参加してもらい、すごい盛り上がり。
25分のコーナーというのに、ニュースをはさみながら最後の最後まで焼き続ける生ならではの楽しいひととき。
アシスタントの増成優子さんは大学が関西だったこともあり、私のたこ焼に感激してくれました。

10月20日(月) 明日の生放送に備えて名古屋へ。
打ち合わせのあと、たまたま見つけた店に向かう。残念ながらその店については今準備中の本ができるまで非公開で。
それくらい感動的な出会いなのだ。
やや満腹だが味噌煮込みの看板が見えたので成り行き上はいる。
ここの麺はかなりしっかり、今までの煮込みうどんとはかなりちがう。
山本屋本店という老舗のひとつなので、味噌煮込みにもさまざまなスタイルがあることを痛感。
別メニューのさんまの薫製も美味、浅漬けは食べ放題というしゃれたお店でした。
その隣りに気になる喫茶コメダズコーヒーをみつけ、ブレンドと、デザートにシロノワールを注文。
巨大なリングドーナツ風の生地が丸くホットでそこにソフトクリームがもっこりと。
メイプルシロップ付きで以前からたべたいと思っていただけに、 超満腹状態にあきスペースを無理やり作る名古屋栄白川の夜更けでした。

10月15日(水) 河内ワインの専務がワインアドバイザーの試験に合格、
そのお祝いの会が三井アーバンホテルベイタワーのラウンジである。
ワイン通の集まりだけに出てくるワインがすご物揃い。
カリフォルニアのスパークリングワインに始まり、かなり個性的、エキゾチックなブルゴーニュの白、ボルドーの赤、 これは曰く付きのピション・ラランド。
だがもっと凄いのはニュージーランドのゴールドウォーター、注目のエリアだけあって、育ちのよい素直な感触がうれしい。
担当のソムリエがこれを出してきたのは、実は専務が持ち込んだクロドラロッシュがとんでもない味と香りだったから。
かなりのワイン通も死ぬ前にこれを飲ませてくれと言うほど。
その素晴らしさは素人のわたしでも理解可能な文句なしの絶品でした。
ワインにやられてコナモンを忘れそうですが、コナモンとワインのマリアージュ探求の一環ですので。

10月12日(日) NHKの番組のロケで梅田の風月へ。
大阪人の気質とお好み焼の関係についてコメントする。
これから年末まで、イベントやシンポジウムがふえるので、あわただしさも倍増する。

10月7日(火) 東住吉区鷹合のみどり温泉主催ペンキ絵公開ペインティングに仕掛け人、 町田忍さんからさそわれ、急きょ予定を変更しておじゃまする。
町田さんは庶民文化研究の第一人者、人柄もかなりユニーク。
私が持ち帰る箸袋や配付ティッシュの台紙は、町田コレクションに仲間入りする。
彼の専門は銭湯、納豆、正露丸など多岐にわたる。
東京には3人しか健在しない絵師、中島盛夫さんが身軽に脚立に上がる。
以前3年ほど銭湯めぐりの連載をしていたが、大阪はタイル絵が主流でペンキ絵は少ない。
まして描く所を見るのは初めて。
富士山の稜線をササッと下書きしたかと思うと空を塗り、20分あまりで大枠ができあがる。
浴場に集まったギャラリーたちからも感嘆の声。中島さんには以前、町田さん経由で神田にオープンする たこ焼屋のシャッターにペンキ絵をお願いしたことがある。
中島さんといい町田さんといい、プロはかっこいいですね。
そうそう、みどり温泉の駐車場を借りて、夕方からたこ焼のライトバンが開店。いい銭湯の隣りには いいたこ焼屋がある、の鉄則通り。たこ焼べーやんさん、みどり温泉を見習って磨きをかけて下さい!

10月6日(月) 打ち合わせで谷六へ。
せっかくなのでうどん屋にはいる。麺は大阪うどんでいいがダシがもう一つ。
カツオ節の使い方をまちがっているのが残念。
夜は春餅チュンピンに挑戦。
北京ダックの代用に鶏肉ときのこ炒め、豚キムチなどを用意。
チュンピンのできばえもすばらしく、感動の一品でした

10月4日(土) 自分のHPを開設して8年になるが、私はパソコンの操作がほとんどできない。
すべてはかまとんというパソコンのプロにお願いしてきた。
すべては彼のきめこまやかな対応あっての環境なのである。
このたび協会のHPも開設され、私もITの世界で人並みに自立せざるをえなくなっている。
というより、原稿ひとつとっても15年愛用してきたオアシスの親指シフトから普通の機器に移行し メールやチャットにも参加できるように、と事務局は切望している。
てな事情から協会のサポーター林晃正さんにレクチャーを受けに出かけた。
クリックとドラッグの違い、使い分けなど、かなり初歩的なところから、とてもわかりやすく、3時間があっという間でした。

10月3日(金) あわただしい一週間の締めはなんばパークス。
大阪ヌードルシティ〜浪花麺だらけ大阪麺通団の関係で7日オープンをひかえた内覧会に、 西日本出版社の内山さんが連れてって下さる。
大阪の中心部にこのようなスペースが誕生したのはうれしい。
今回社長が考案したという、ひやたまを注文。
讃岐のうどん王、田尾和俊さん、社長の福田さんと記念撮影。
予想以上に爽やかな田尾さんに感激。
新潟のイタリアン焼そばの店みかづきで、なにわ名物の野杁さん、オフィスメイの天野ちゃんに会い、
富士宮焼そばゆぐちで、ねぎ焼やまもとの社長に会い、
最後は運営母体のナムコの人のご紹介で、名誉館長のはんつ遠藤さんとも挨拶し、記念撮影。
すごく素敵なコナモンつながりの出会いに感謝する夜でした。

10月2日(木) 大阪でコナモン大調査の打ち合わせ。
たまたま某ホテルの喫茶で話していると、副会長のダンスの相方の人がホテル勤務で登場くださり、ステージの話題で盛り上がる。 コナモン体操もお願いする。
京都にもどり、母の呉服の展示会につきあう。
昼食は会場地下の欧風中国料理ミスターハルで。
屋号のあやしさとは裏腹にお洒落ないいムード。
ランチの終わりに出た一口ねぎラーメンの麺が極細で歯応え良好。

10月1日(水) 心斎橋大丸でディチェコのパスタセミナーがあり、日清フーズの浅間さんと待ち合わせ。
ナポリの正当ピッツァの伝道師、コナモンシェフこと渡辺陽一シェフのパスタデモンストレーションに参加。
シェフの夫人エリアーナさん、お友達のマリアさんと一緒だから、ナポリにいるようないい気分。
州ごと、町ごとのパスタ、コナモン料理について、美しい日本語で解説してくださり、感動のひととき。
東京人ながら、たこ焼33カ所めぐりを続ける日清フーズの鈴木元子さんはあと4軒で達成らしい。
今夜は習いたてのメニューはカバタッピのプッタネスカ。
プッタネスカは有名な娼婦風という意味。
パン粉をくだいてにんにくとオリーブ油で炒った、ナポリでは「貧乏人のチーズ」をトッピング。
さすがコナモンシェフ、粉づくしのパスタメニュー。
品川のパルテノペではプーリア州のコナモンもそろっているらしいので、近いうちにおじゃましますね。


 

 バックナンバー 2002年11月〜2003年3月 /  バックナンバー 2003年4月〜2003年6月 /
 バックナンバー 2003年7月〜2003年9月 /  バックナンバー 2003年10月〜2003年12月
 /  バックナンバー 2004年1月〜


■ このコーナーは、・・・
  日本コナモン協会誕生に関する活動を中心に、コナモンについての活動をレポートします。


更新日: 2003.12.31
開始日: 2003.10.01


月刊たこやきめぐり  真菜のホームページ