☆★☆ たこやきめぐり 第62回 ☆★☆

京橋に咲くたこ焼きの華
 くれおーる

− くれおーる その2 −

熊谷真菜(2004.9)
屋号の語源をたずねると、
「ラテン語で創造するとかの意味があって、ピタッときたからね。
よそにあるもんではだめ、オンリーワンでなければ。
この生地、こんな薄いのはどこにもない。だいたい1対4くらいやけど、うちは1対6。
焼けるようになるのもたいへんやけど、ここまで持ってくるのはがんばったわ。
パリもトロも、ほかにはでけへんくらい極めたからね。
取材中
座敷
 苦情は天の声やね。すじねぎで、はいってないてクレームがあって。
よう見たらとろけてて、そらそうやわ、お客さんにしてみたら、はいってないのもいっしょやからね。
それで、お肉はきちんと大きめにカットするようになったし。
後を継ぐ三男の幸浩さんは、
「ご覧のとおり、昔っから、肝っ玉ですわ、たこ焼きもよう焼いてくれました」
と優しげにフォローする。

   オープンして3年半、2,3軒隣りに焼き鳥も焼いてる「くれおーるコアの店」、
その前の路地をはいったところに、「くれおーるロジの店」、
堂島の地下街にドーチカ店。
豪語するだけの華のあるたこ焼きのおかげで、再び「京橋はええとこだっせ」の街に 生まれ変わったような気がする。

(2004.8.28取材)

小出さんご夫妻と真菜さん、良子探偵

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