☆★☆ たこやきめぐり 第54回 ☆★☆

海と太陽の香り イタリア〜ンたこやき 
− たこ焼工房43(シーサン) その2 −

熊谷真菜(2001.12)
 思わず記念撮影したくなるワゴン車をバックにパチリ。こういった軽いノリのたこ 焼屋さんの登場は、21世紀にふさわしい。ただしノリは軽くても、味に対するこだわ りはヘビーだ。鍋は鉄鋳物の昔からあるタイプを愛用する。3.5 センチの穴は、この ごろみかけなくなってきたが、43はこの大きさにこだわるコナ、塩、水、だし、タコ と素材はあくぬきをきちんとしたものを使う。その方法を教えてもらったが、なんだ かむずかしくて、割愛させてもらう。
餃子丸焼き上げ中
ほぼたこやきと同じ
 カウンターに並んで待っていると、こぶりのたこ焼がいい感じに焼きあがってき た。オリーブオイル&ガーリックをハケでぬって、塩をふった、ガーリックソース味 を私は気に入った。久しぶりに登場した、エリートの桑隊員は、明太子マヨネーズが いいという。お初の良子隊員もおろしポンズに満足の様子。もちろんビール、ワイン もあり、常連さんがくつろいでいる。ここまでくればもっといろんなメニューがある か、と思いきや、なんとほかは大根サラダだけ。お口なおしということで、そのあた りの潔さも感心。

実はシーサンこと山口さんは、もともとゴルフのコーチを仕事としてきた。 6年前 にたこ焼の移動販売をはじめ、そのフットワークは丹後半島まで広がっている。 移動販売は商売の基本、いろんな地域のいろんなお客さんに鍛えられ、ここまで やってこれたとふりかえる。
魂がちがいまっせ。たこやきは深いですよ。
山口さんのことばが決まる。
ここ数年、福島区の成人式にはシーサンがたこやきをふるまう。そんな素敵な成人 式をするなんて、福島もいい街やわ。そうそうさっきもお豆腐屋さんが、鐘を鳴らし ながらきていた。 本家のたこ焼はこんな形で新生している。

餃子丸 1セット

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