☆★☆ たこやきめぐり 第41回 ☆★☆

 世界のたこやき的フード、全員集合! 
− 香港餃子丸 その2 −

熊谷真菜(2000.3)
 本題にはいろう。注目の香港餃子丸は、タ コの代わりに餃子の具が入る。生地はやや明 石焼に近いやわらかタイプ。これに餃子のタ レをつけて食べる。なかなかおいしい。
ただしこれはたこやきなのか。餃子なのか。一瞬 考えこんでしまった
餃子丸焼き上げ中
ほぼたこやきと同じ
 「なかなかうまいなあ」。自分で開発した 商品に改めて舌鼓を打ちながら竹本さんは、 しゃべりつづける。

 「原点には下町のあんちゃんというか、長 屋の住人みたいな感じ。じゃりん子チエとか 、あしたのジョーがいるんやね。とにかく屋 台が好きなんやわ。

  大道芸というか、横町の 再現というか、そやから世界の屋台村をつく りたいわけやね。屋台をビジネスにできたら いいね。屋台にはすべてが凝縮されてると思 うねん。そやから片手にモバイル、片手にた こやき、こんなスタイルで世界を走り回って るんや。

餃子丸 1セット
ニューヨーク123番街 店内

 たこやきは屋台の原点みたいなものやし、 たこやきを通して世界を見たい、そして世界 のたこやき的なものを日本へ紹介したい。ポ ッフェルチェスもそのひとつ。そのためには お金がない、自信がない。それくらいがちょ うどいいねん。これ大事な要素やね。理屈こ ねるようになったら、コメディアンもおしま いでしょ。その感覚よ。
 竹本さんの猛烈な話術にひたりながら、大 阪商人もまだまだいける、そんな勇気が湧い てくるのであった。

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