大阪は大阪でも南大阪、泉州といえば岸和田。岸和田といえばだんじり。
そもそもだんじりは祭りの山車のことだから、日本全国にあるものだけど、関西でだんじりといえば、
岸和田が代名詞のようになっている。
九州中津市出身の祭り好き青年(彼は熱血たこやき小僧の永松茂久クンといって、この1月から
某チェーンでたこやき修行にはいっている)も、だんじりの時は、岸和田詣でをするという。
荒っぽいあの迫力は都市部ではもうみられないものだけに、だんじり=岸和田という
イメージが定着しつつあるのだ。
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さてきょうの舞台は最近オープンした岸和田カンカンベイサイドモール。
だんじりのとき以外は落ち着いた古い街並みの海辺に、アミューズメントパークのような一角が出現。
この中で香港餃子丸と名付けられたたこ焼が登場したというのだ。
海のみえるテラスに面したフードコートで待っていると、
餃子丸仕掛け人の竹本一善社長が現れた。なんだか芸人さんのような親しみやすい風貌、
巨大なカバンにも驚き。ふつうの社長さんイメージとは正反対のキャラクターなのだ。
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名刺には株式会社タケモトフーズ。「世界のおいしいを日本のおいしいへ」。
お話を聞けば聞くほど、軽いノリからは想像もできない世界が広がっている。
もともと料理好きだった竹本さんのスタートは、鳥取大学在学中のたこやき屋台。
その後イズミヤの食品担当バイヤーから34才で独立。それから12年、
軽いフットワーク、ノリノリの経営センス、
さらにあふれでるアイデアを形にしていく企画力で、さまざまな屋台ブランドを各地の食
シーンに成功させている。エッグタルト、ベルギーワッフルなど、竹本さんの仕掛けはと
どまるところを知らない。
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最近の商品はポッフェルチェス。オランダ屋台、ひと口タイプのふんわりカステラとで
もいおうか。焼き鍋がまるでたこやきの鍋で
、アムステルダムでこれをみつけたときは歓喜したという。機械もオランダ製、見た目も
たこやきとは別の世界のもの。
ただし隣りの屋台では、お目当ての餃子入りたこやきが焼かれているわけだ。 |