
道頓堀くいだおれ発 山田六郎の挑戦はつづく
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まんてんや その4
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熊谷 真菜
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くいだおれ人形と記念撮影したことがあっても、中でちゃんと食事をしたことがない、という人にはぜひ「大阪膳」を注文してもらいたい。
小鉢、お造り、茶碗蒸し、天麩羅、酢の物、ごはん、汁物、香の物、果物といった会席膳に、なんと自分で焼くたこ焼がついた豪華なもの。
これが二千円で、ゆったりした個室の座敷で食べられるのだから、さすがくいだおれである。
大阪膳はもともと団体予約でしか注文できなかった。
たこ焼を焼くときに、私のCDを流してくださるという、特別な趣向もついている。
それが最近では予約なしでも注文できる。ありがたい話です。
ということで、六ちゃんのご好意に甘えて、大阪膳までごちそうになってしまいました。
さて六ちゃんは、お祖父さんやお父さんを受け継ぐ商売人であると同時に、御堂筋パレードの先頭を行くパフォーマーであり、ニフティでは、粉物会議などの食を中心としたフォーラムを組織するネットワーカーでもあります。
英語、中国語、韓国語が堪能で、インターネットホームページは、くいだおれ独自のものと、山田六郎自身の両方をもっているとのこと。
唐突に踊り出すといった、ひょうきんな身のこなしは、いい体格、甘いマスクからは想像もできませんが、彼の楽しさは、大阪名物くいだおれにとって、なくてはならない存在なのです。
日本に限らず、よりインターナショナルに。
21世紀のくいだおれを支える若手の活躍を、故山田六郎氏は予感していたにちがいありません。
六ちゃんたちのこれからをじっとみつめていきたいものですね。
好っきゃねん大阪
月刊たこやきめぐり
真菜のホームページ
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