元気な声のひびく黒門市場の中、そしてカレーの名店ニューダルニーの
前にあるのがこの「芋蛸」。
買うときに最初にいわれたのが、「うちのたこやきはしっかり味がついているので
すが、ソースやマヨネーズはどうしますか?」
私は味のついているたこやきはできるだけソースなどをつけずに本来の
味のまま食べる主義。さっそ食べると熱い、熱い。口いっぱいがたこやきで
熱くなった。口の中でもぐもぐしていると、しっかりだしがとれたたこやきの
味が口いっぱいに広がった。そしてコリコリとした山芋の破片の歯ごたえ。
ひとつぶで何度も味や食感が楽しめる。
エビマヨ焼もスジネギ焼も素材の味を活かして今までにない味わいをプラス
して食べさせてくれる。板前出身のご主人の工夫の賜物が嬉しい。
店の前にはコメントがいっぱい書かれた一枚板。遠くからはるばると味わい
に来た方も。この板がいくつも増えるよう工夫いっぱいの芋蛸のたこ焼を
みなさんに一度味わってもらいたいと思う。
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真菜隊長といろいろなたこやきを食べ歩いて一年が経ったが、
遅らばせながら今回ほどたこやきとは創作だ〜〜〜!!!と思ったことはなかった…。
一番おどろいたのはえびマヨ焼。
えび丸ごと一匹とマヨネーズ、山芋の角切りを入れて焼いたものだが
山芋のサクサクさとえびのプリプリさといったら!!
えびのシッポは普通出すそうだがばりばりと食べてしまった。
そしてスジネギ焼。噛めば噛むほどいい味〜。のスジとこれまたサクサクした山芋の取り合わせ。
もちろんスジの味とともにおネギの香りも広がって美味!
そしてオーソドックスなたこやきはというと、食感はもちもちともサクサクとも全く違い、
山芋効果なのかさらっとしている!?
(う〜ん。表現が難しいのだけど)そして蛸はただやわらかいだけでなくて絶妙なプリプリさ!!
このプリプリさはかなり私好みで思わず顔がほころんでしまった。
勝手ながらお店のサブタイトルを付けてみると――
食感のファンタジスタ『芋蛸』。うん。うん。いいかんじ。
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