井原西鶴の小説にでてくる「この世女の好むもの、
いもたこなんきん、芝居にこんちゃく・・」というくだりをヒントに、
昭和41(1966)年スイートポテトを商品化。
そうこの会社はタコはもとよりいもにこだわっているというわけなのだ。
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48(1973) 年には明石焼、50(1975)年ポテトアップルパイ、51(1976)年にたこ焼、
60(1985)年には道頓堀にタコヤキハウスをオープン、私も食べた記憶があるが、
タコの代わりにチョコレートとかいろんなものを入れた変わりたこ焼だった。
64(1989)年にはたこ焼専門店として、地酒も飲める今の形態がはじまった。
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名古屋方面のアピタ、3 年前からは東京へも進出、
シンガポール大丸にも直営店をだしている。
おいもさんのお店ラポッポとともに、
たこ焼くくるの配送車はあちこちでみかけるようになった。
いもとたこに素材をしぼりこんだ社長のアイデアもすばらしいし、
店を「たこといものディズニーランド」にしたいという専務のコンセプトも正しい。
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「ラポッポ」も「くくる」もハトの鳴き声からのネーミングと聞いて、
いもとたこの不思議な因縁にも納得することができた。
ただし私はまだ、くくるのテイクアウトの味を知らない。私にとってのくくるのたこ焼
は、タコの足が飛び出した、びっくりたこ焼なのだ。
(2000.8.25 取材)
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