何年前になるだろうか。
TBSの番組で高橋真美ちゃんがレポートするのに何度か同行したことがある。
彼女は欽ちゃんの番組に出ていた、のぞみ、かなえ、たまえ3姉妹の一番ふっくらした
たまえ役でお馴染み。
真美ちゃんは東京っ子だから、浪花のたこやきにはどれも驚いていたが、
このくくるでは真美ちゃん以上に、私が驚いたたこやきがあった。
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それは「大阪名物びっくりたこ焼」。
板にのった銅板に8個のたこやき。そのふんわり
玉子色から、なんとタコの足まるごと一本が飛び出している。
飛び出すというより、タコの足がはえているというか、
植物のようにニョキッとつったっていて、
その根本をたこ焼のコナがくるんでいるというか、
1500円という値段もお安く感じるほどのタコのボリ
ューム。
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確か、マイクのように足を手でもって、2人でかぶりついた記憶があるが、
その強烈な印象が、いまだに鮮明なのだ。
以来東京から来たお客さんをこの界隈にお連れしたときは、
くくるのタコ足8本攻めたこ焼を味わう、というか見てもらうというか、
浪花のインパクトを体感してもらっている。
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道頓堀は、かに、ふぐ、くいだおれ人形の動く広告オブジェ発祥の地でもあるが、
御堂筋からはいって一番最初にあるのが、7 年前からというくくるのタコオブジェ。
川に面したビルの2階、そのロケーションの良さもさることながら、
きちんと先輩店に習っての動くタコにはだれもがエールを贈るはず。
取材に応じてくださったのは、くくる事業本部課長の山本明宗さん。
名刺を見ると、守口に本社がある、白ハト食品工業株式会社。
昭和22年に白ハト商店として創業、映画館で販売されるアイスモナカ中心の製造、
販売としてスタートした。
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