大阪発の出版社というのは少ない。
少ないかわりに、ユニークな会社が多い。
葉文館出版(残念ながら2000年6月をもって解散)という出版社もそのひとつ。
最近のヒットは『大阪弁川柳』。もうナンバー3まで出ている。
帯のコピーがすごい。
100万部突破したら、たこ焼おごったる。
こんな大それたこと、東京の出版社には絶対言えへんやろ。そんな声も聞こえる。
ちゃんと「たこ焼引換え券」のおまけまでついた、おいしい川柳本が売れている。
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とにかく川柳専門の出版社ということだけでも尊敬できる。
そのうえ編集長がすごい。若くて美人なのだ。
いまどきめずらしい、インテリジェンスあふれる編集長、木村由華さんは、
私が昔から描いてきた編集者のイメージそのまま。
これまで数多くの編集者を見てきただけに、
彼女の知性とその存在は大阪にとって貴重なものだと確信している。
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さてその木村さんがお薦めのたこ焼屋があるということで、浪花文化研究会のメンバーもさそって、
通天閣のそばで集まった。
だいたい通天閣のある恵美須町には、意外とたこ焼屋は少ない。
てっちりとかホルモンとか串カツとか、もっとスタミナのつくオッサン風メニューが主流で、
たこ焼のような子供みたいなおやつはアカンらしい。
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ところがやっぱりあった。
JUN TACO 25という屋号も不思議なら、
こんなとこにポツンとたこ焼屋があるなんて、という場所柄。
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