さっそくおじゃますると、120坪の面積に
天丼、カレーライス、お好み焼、ラーメン、
うどん、豚まん、ハンバーガーからクレープ
、ソフトクリーム、今川焼、あんみつまで、
ありとあらゆるおやつ、ファストフードが並
んでいる。
その中でもたこやきはダントツの人気。入
口の一番いい場所に鍋の並んだスペースがと
ってあり、多くの客はここでまず立ち止まる
。
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「商売全般にいえることかもしれませんが
、利益はあとからついてくるもんだと思って
ます。お客さんに喜んでもらう。これが第一
ですね。(中略)すべてのお客さんにぴたっ
と合わせることは不可能です。とくに味が難
しい。ですからうちは個性のない味をモット
ーにしてます。クセがない、主張がないとい
うのは、一見だめなように思われますが、通
にしかわからないような味ではだめ。大衆の
舌にすんなりとはいっていくものでなければ
、繰り返し買ってもらえません」。
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『100%大阪人』でインタビューさせて
もらった池西さんのたこやき哲学である。
このとき池西さんは会社をやめたら、今度
は自分のたこやき屋さんを開店したい、それ
が夢なんだと語っておられた。
そしてこの8月、池西さんは人生の第二ス
テージ「たこ道楽」を開業。なんだかぴった
りで笑ってしまった。
どんな味を出してくれるのか。どんなたこ
やきなのか。
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仕上げに油を流すから、こんがりきつね色
。大玉のコロコロが出てきた。表面カリッと
中トローリ、そしてでかいタコ。7gから10
gというが、ここまで大きくなくてもと思う
ほど。添えられたホワイトマヨネーズとから
しマヨネーズ。つけなくてもおいしいけれど
、つけたくなる色と香り。
昆布とかつおから出汁をきちんととったも
のが、ベースの味になっている。じんわりと
、いくつでも食べたくなるおいしさ。
32歳からオーバンでコナモノ一筋に駆け
抜けてきた池西さん。ひやしあめのほのかな
甘さともよくあうたこやきである。。
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