☆★☆ たこやきめぐり 第37回 ☆★☆

 外カリ、内プチュ。究められたうまさ。 
− うまいもんや その2 −

熊谷真菜
 昭和14年生まれ。繊維問屋から独立して 雑貨店を営み、十年前、時代の流れに合わせ て商売の方向を飲食へとかえる。麺類好きだ ったのでまずは本格的な讃岐うどんを。7年 前からたこやきを自ら焼く。
「満腹満足・・」ご主人のこだわりの言葉
うまいもんやのたこやき
片手間商品だと思っていたたこやきだが、生半可でやれるも のではないことがわかり、「麺屋」を職人に まかせて、たこやきに全力投球。
自分の舌に合ううまい店を探し、そこのやり方を一お客 として観察。粉のねりぐあいを、色や流れる速さでチェックし、 自分の味つけに生かしてきた。 鳥がらスープが特徴だが、これはかつおだしの癖を和らげてくれるらしい。

「大阪のお人の口は正直で/
うまいもんしか口にせぬ/
世間たこやき数あれど/
大阪生まれの生粋の/
味にこだわりシンプルに/
玉子と鳥だし練りこんで/
醤油の味つけかくし味/
うまいもんやの味のほど/
あしたも又とご来店/
毎度おおきにありがとう/
なにとぞよろしく/
これからも/
ご愛顧お願い申します/
大阪・駒川本店 うまいもんや」

なぜか鈴がいっぱい
下山店長と真菜さん取材中

 持ち帰り客も多いが、店のなかでも味わえ る。ソース、マヨネーズもあるが、一番シン プルな醤油味がいい。「外カリ、内プチュ」 この表現がぴったりの絶妙な食感。
 実は今回もあとの約束に時間切れとなってしまった。 こんどたずねるときは、たこやき以外のメニュー、 そして麺屋のうどんもゆっくり味わいたいと願っている。

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