☆★☆ たこやきめぐり 第30回 ☆★☆

でんでんタウンのど真ん中
シャキシャキ青ねぎの、ねぎマヨ
− 風風亭 その1 −

熊谷真菜

   ここ10年、ずっと私が愛用しているのが、オアシスという機種のワープロで、 キーボード、いまでは幻のように語られる、親指シフト
カナ入力、ローマ字入力とはひと味もふた味も異なる、 私にとっては体の一部のようなキーボードなのだ。 パソコンの普及に伴って、この数年で死語になってしまった親指シフトであるが、 発売当初はかなり画期的な持て囃され方をした。
これは日本語の原稿を打つだけの人には最適のキーボードなのだ。
風風亭
たこやきの焼き上げ
 まずよく出てくるひらがなの順に打ちやすい配列になっている
たとえば「か」を打とうと思えば、ローマ字入力だと「K」と「A」だが、 親指シフトは「か」のみ。倍の速さが可能になる。
 もの書きの人にはよかったが、やはり少数派だったらしく、
やがて発売元のメーカーさえも、親指シフトをあきらめ、今ではキーボードメーカー一社が、 4万6千円という高値で販売するのみとなっている。
これを機会に、世界基準に迎合せざるをえない決断をし、 音声入力の性能強化をひたすら願うこのごろ・・・というわけで、パソコン通のくいだおれの山田六郎氏の案内で大阪日本橋へ下見に。

 メカ音痴の私にはほとんど無縁であるが、
五階百貨店など気になるスポットも多い。
「電気カレー」なるオモシロメニューのカレー屋さんも教えてもらった。
 日本橋とたこ焼。この取り合わせは、ほとんど考えたことがなかったが、 実はあるメイルによって、日本橋のたこ焼繁盛店を知ることになる。

ネギマヨ一丁あがり
たこ焼きを焼いてる二人

 なんとアメリカ、ウイスコンシンにお住まいの朝倉さんというたこ焼ファンからの、 お手紙を引用させてもらおう。
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 ・・・6〜7人でいっぱいになってしまいそうな小さな店(注:実際は15〜16人は入れる)ですが、 従来からカラッと焼あがったたこ焼が大好物で、自然に10個 300円 の舟をお代わりしてしまいました。

続く...


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