曾根崎お初天神通り商店街は新地と違ってゆったりとして古いよき時代の大阪的な味わいの好きな町だ。
でも今回、「たこ茶屋」に取材に。といった時はちょっとちゅうちょした。
やはり活たこ料理で有名な名店。高価な究極のたこ焼き。そして、取材のお願いしたとき
いわれた「うちはたこ焼き屋ではありませんで」の言葉。
しかし、たこ料理屋の主人といった雰囲気のご主人に暖かく迎えられ、
究極のたこ焼きを味わった時、言葉に出せないほどおいしかった。
たこが感じられない新鮮なとろりとした触感、そしてえび天が溶けて出てきた、たこのだしが
よく行き渡り口いっぱいに広がるなんともいえない味わい。さすが、たこ料理としてのたこやきの完成を目指すため研究に研究を重ねたという感じだ。
究極のたこ焼の値段にびっくりしたが、中に入ってみると値段的にお手頃なものもあるし、たこやきの種類も豊富。
夜のひとときをたこ焼中心にお酒を少々ってのもいいなあと感じた。
たこって生き物も奥が深い。
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たこ焼きは、おやつだろうか、料理だろうか。お好み焼きは、既に
ごはんのおかずにまでなっている(ただし、関西以外では認知され
ていない)が、たこ焼きを料理と思っている人は関西でも少ないの
ではないだろうか。たこ茶屋さんのたこ焼きはまさに料理にまで高
めた一品。たこに対する知識とこだわり、そして工夫は、その辺の
おばちゃんの焼いたたこ焼きと一緒にせんといて欲しいと言った料
理人のプライドが伺いしれる。しかし、料理はプライドを食べる訳
ではない。味はどうだろう。・・・・・うまい。
取材の後、プライベートでお店に行ったが、一緒に行った他の2人
も絶賛。(50歳近くなった男性2人がたこ焼きを絶賛している姿
を想像してみて下さい)
他の料理もたこを材料としたものばかりだが、全く飽きさせず
に楽しめる。いや、本当に良い店に巡り会えたものだ。
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