☆★☆ たこやきめぐり 第28回 ☆★☆

今宵たべたいハートフルたこ焼
− 美輝 その2 −

熊谷真菜
 ふだんはガレージの所にも、お客さんの希望で椅子と机が並ぶ。
夏は暑く、冬は寒い、はずなのに、うまいたこ焼さえあれば、 いつまでも話がはずむのも、理解できる。
たこ焼きの達人登場
たこ焼き
 大きな丸皿に並べられたたこ焼。これがまたおいしい。
基本的にはお母さんが味を決めて、中に入れるものは、 お客のアイデアも盛り込みながら、試行錯誤しているという。

 美輝のたこ焼の特徴のひとつは、ねぎにある
ねぎは入れるのが当然のように考えている人も少なくはないが、 白ねぎではだめだし、 青ねぎでも味が勝ちすぎると、タコや小麦粉のほんのりした味わいを 殺してしまうことがある。
だから私は家で作るとき、ねぎはパスすることが多い。
 開店前、郁子さんが一生懸命きざんでいたねぎ。
アサツキに限り無く近い、細〜い青ねぎを、細かく細かくきざんでいた。 これが適度に入れられたたこ焼は、ねぎのほのかなアクセントで、 見事な味わいに仕上がっている。

もうすぐ焼き上がり
ただいま準備中

 ソースも鶴橋の店で「このソースつかって繁盛しなかった店はない」 といわれるほどのソース
 聞くほどに、こだわりを感じさせるハートフルな空間。 桑山隊員もたこ焼のコナのかたさと焼き加減についてウンチクをかたむける。 コナをかたくするとまずいし、やわらかすぎると、今度はうまく焼けない。  「たこ焼って、焼きにくい所とおいしい所が同じラインにあるんですよね」。 郁子さんがきれいにまとめてくれた。

 戻る |★| 続く...


好っきゃねん大阪  月刊たこやきめぐり  真菜のホームページ