朝日新聞の記者が、たこ焼のピンキリを知
りたいという。要するに、一番高いたこ焼と
一番安いたこ焼の店を紹介してくれというの
だ。高いのはすぐ浮かんだ。このコーナーで
も紹介したことのあるたこ昌である。残念な
がら安いのは、即答できなかった。
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さて記事はどうなったか。「快楽のお値段
」というシリーズに、「16個100円 VS
26個5800円」という見出し。高い方は知
っていたから驚かないものの、16個100円
と見れば、だれでも目を疑うだろう。
たこ焼の平均的な価格は8個300円、3
50円ぐらい。タコの値段も高騰しているし
、人件費も入れれば、1個が50円までなら
仕方ないかな、というのが昨今の感覚ではな
いだろうか。
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というような私の甘い考えに、喝を入れて
くれたのが、価格破壊どころの騒ぎではない
、この店なのである。正確には6.25円。
1個が10円もしないなんて、信じられない
安さ。ほんとうに、ほんとうに、タコのはい
っている、ふつうで、おいしいたこ焼なんだ
ろうか。
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そんなギモンと恐れを抱きながら、関目高
殿を下車、 3番出口からすぐの、たこ焼ピア
をたずねた。
もともと高殿ピアという商店街があって、
その入口だった所。いまは反対側の入口1か
所のスーパーマーケットになっている。たま
たま看板にピアのロゴが残っていて、屋号も
ピアになったというわけ。
茶髪やピアス、セーラー服の中高生や近所
のおっちゃん、それにOBの大学生たちが店
の外にもあふれかえっている。
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