こ や き   ぐ り  第 17 回

大阪初 たこ入り餃子

「新天龍」 その2


熊谷 真菜


 大阪初ということで、今回はたこ焼屋さんではなく、中国料理店のなかの一メニューとしてのたこ焼的なアイテムをご紹介したい。

 さっそく大阪初、たこ入り餃子をいただくことにしよう。


 地下、といっても、川に面した快適な環境に厨房がある。
 中華鍋に適したコンロが並び、本格的な厨房だ。
 もちろんたこ焼の鍋は見当たらない(当たり前か)。

 大きめにつくらせた餃子の皮に、ねぎ、にんにく、にら、キャベツなど餃子の具を包み込む。
 このとき小指ほどのタコを一緒に包む
 あとはふつうの焼き餃子のように焼くだけ。

 元祖たこ入り餃子のできあがりだ。


 2階の見晴らしのいいテーブルで味わう。

 もっと餃子の歯ごたえを出したいという、ご主人の意向は、大きめのタコで成功している。

 お酢とラー油で食べる。
 とにかく、タコがはいっている、というだけで、うれしくなる新しさ、食感の楽しさがある。
 たこ入り餃子を目当てに来る客も多いし、必ずひとつはオーダーしたくなるというもの。

戻る 続く


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