たこ焼からはじまって、銭湯、駄菓子屋、散髪屋。私のフィー
ルドワークはどうしても下町と切り離せない。このごろは商店街も気になる。
大手量販店、いわゆるスーパーやコンビニの出現で個人商店や商店街は痛手を
受けることが多いのだが、それでも活気ある商店街はまだまだ健在だ。たとえば
烏山駅前通り商店街はその典型。スタンプ配布が人気を呼んで、一枚で
も落ちていれば必ず拾うという、主婦御用達の成功例に、各地の商店街組合が
見学を申し込む。
私も早速出かけた。新宿から京王線で15分。その商店街に、お昼だけ500円で
たこ焼食べ放題の店がある。関西でもそんな気前のいい店に出会ったことが
ないのに、頭が下がる思いだ。夜は関西風居酒屋になるという。そこの屋号が
「でんねんまんねん」。
長い前置きになってしまったが、「てんねんでんねん」というネーミングの
水を思い出してしまった。吉本興業発売の天然水だ。