☆★☆ たこやきめぐり 第7回 ☆★☆

 
かめばかむほど、味わいおやじ
− 味一 その3 − 

熊谷 真菜

芸は歌だけじゃない。ラジオのエッセイにもよく選ばれる。あなたにとっ て「戦後50年とは」「ふるさととは」。けっこうマジなおやじである。

しゃべりが終わったと思ったら、端歌(はうた)がはじまる。これは学生 時代、友人の実家で習った。祇園のお茶屋、舞妓さん仕込みの芸もある。

壁には「新婚さんいらっしゃい☆」出演時のパネル。さすがに若い。はじ めてのエッチは池田の五月山でのこと。5月、サツキ満開のなかの夕暮れ時。

今時珍しい、味わいおやじなのだ。


取材後日、ご主人から、お礼の手紙とテレフォンカードが届きました。
積極的に色々なことにチャレンジしているだけあって、 まめで心づかいが細やかです。
リピーターが多いのも、うなずけます。

《探偵メモ》
お店の名前→味一(あじいち)

お店の住所→大阪市中央区心斎橋2-7-11
       日宝ロイヤルビル
       06-213-7834
営業時間→14:00〜22:00

休  日→日曜日 

席  数→12席
メニュー 明石焼き  8個       \560
     お好み焼き 肉玉       \670
     お好み焼き ぶた・えび・いか 各\620
     ビール(中)/酒       各\520
※他に たこ酢(\650)、いか塩焼バター(\720)、砂ずりピーマン(\650) なんてメニューもあります。
※店を出るときに口直しの梅ガムを1枚サービス。なぜ梅かというと 梅の味はキスの味だから。それもご主人のこだわり。

探偵のコメント 探偵のコメント
 「えっ!これが明石焼き?」確かにだしに付けて食べる明石焼き風ですが、 明石焼きのイメージをくつがえします。
 時々、たこが入っているのかどうかわからないたこやきがありますが、 ここの明石焼きは、衣がついているのかどうかわからないというくらい たこが大きいです。衣よりたこの割合が多いのは初めてでした。
好みの差は出ると思いますが、一食の価値はあると思います。 ノーマルに飽きた方、ゆでたこがお好きな方には、是非、試して頂きたいと思います。 どちらかと言うと、お酒のあてに良さそうです。
できあがった明石焼きをみてびっくり。台の上におかれた明石焼きか ら、たこがいたるところにはみ出ている。出来上がりのほかほかをだ しにつけて口にいれると、やわらかなたこと包んでいる衣でおいしい 味を口いっぱいに広げてくれます。たこは大きくて新鮮。きっとその まま食べてもおいしそうだ。大きなたこに少しの衣そしてこだわりの だし、その上、出来上がりをすぐに食べる。最高のものを最高の状態 で食べる。そんな明石焼きです。だからこの店はお持ち帰りはされて ないそうです。
ご主人の朝山さんは、とってもあったかくて楽しい人、今までの苦 労話にご家族やふるさとのこと、趣味の話なんかを時々オチをつけな がら楽しくきかせてくれました。 薬味は、なんと木で造られた酒升をつなぎあわせてそこに入れてあ りちょっと驚きました。


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