耳タコ情報

熊谷 真菜 と たこやき探偵団

その7 駄菓子文化の深い味わい「酢だこさん太郎」

             レポート:熊谷 真菜 H8.10.15


 阪大のサークル浪花文化研究会(通称浪研)の夏の大阪縦断企画に 参加した折りに、今里から鶴橋に向かう途中の駄菓子屋さんで見つけた。
 酢だこさん、で切っても、酢だこ、で切っても、 つい笑えてくるネーミング。 タコ壺の図柄もなかなかおしゃれ。思わず感激していると、店のおっちゃんが、 これは人気あるよ、などと迎合してくれる。
 酢だこというメニューは、生のタコを知らないという関東の人にも 馴染みのあるもの。 これが駄菓子の世界では、甘酸っぱいシート状の一片に早がわりする。 原材料を見れば、タコのかけらもはいっていないことは一目瞭然なのだが、 そこがまた、らしくてすばらしい。
 しかも10円。製造者は株式会社菓道。こんな小さな商品に興味を そそられてしまうとは。 一度社長にお会いしたいものだ。


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