☆★☆ たこやきめぐり 第58回 ☆★☆

ポクタポックの魔法のたこ焼
アイデア絶えない不思議空間へようこそ

− ポクタポック その1 −

熊谷真菜 (2002.12)

去年に続いて、今回もハリーポッターを観てしまった。ハリーそっくりの愚息によ れば、原作の方がおもしろく、映画は観るに値しないという。が、活字が苦手で、一 時は映画評論家まで目指した私なのだから、娘たちと一緒に出かけたのはいうまでも ない。
ま、そんなことは置いといて、たこやきめぐりである。
阪急宝塚線蛍池からすぐのポクタポックにおじゃまする。
このお店、18年前からあるという。名まえもユニークだが、店の構えもユニーク。
国鉄の貨車の再利用、毎年真っ赤に塗り直しするとあって、かわいい赤が目印だ。中 は意外としっかりした造り。カウンターに腰掛ければ、メニューやなんやかや、もう いろんな情報が目にはいってくる。

赤い貨車・ポクタポック
店内・ユニークなネーミング
  たこの神様
 大吉 1,800円
 中吉 1,200円
 小吉 700円
 これだけ見たらなんのことやら。とにかく謎めいたコピーだらけ。
 一つ一つ主人にたずねるのも申し訳ないが、ここの御主人、まるでホグワーツの森 の番人、ハグリッドを小さく優しくかわいらしくしたようなお方。真っ赤なユニ フォーム、黄色のコック帽がよく似合う。

たとえば「オスだけのたこ焼」。焼きあがったたこやきを6個ほど並べて、押す。 ペッタンコになったら、そこに豚と玉子でまるでお好み焼状態。見た目はお好み焼、 でも味はたこ焼、という不思議なメニュー。メスはないのかと探したら、「たこ焼の 花嫁」。イカがはいるらしい。  「四川省たこ焼」は、辛〜いトウバンジャンのようなコクのあるうまみがタコと一緒には いっている。クセになるのはまちがいなし。

オスだけのたこ焼

続く...


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